日本のまんなか、自然のめぐみがあふれる「ほの国」。奥三河の山々と流れ清らかな豊川、そして肥沃な平野と彼方まで続く大海原に抱かれた私たちの地域の名前である。古代、ひとつの国として生まれ、時代の中で様々に分かれまた結びつきながら、現代まで受け継がれてきたこのまち。そこには、時代を越えて共有してきた豊かな生活文化があった。
市町村の界を越え「ほの国人(びと)」の暮らしを見つめてきた「ほの国通信」もいよいよ最終号。フィナーレにあたり、大きな変化を目前にした十七の市町村から、未来を目指す人々の姿をお伝えする。過去を尊び、今に挑み、明日への希望を育てる人々の力。小さな動きの一つひとつがあたたかく結びついて「ほの国」の新たな時代を産み出そうとしている。
名前が変わっても、形が変わっても、たしかなことはただひとつ「みんなの唯一の故郷であること」。このまちの「今」を生きるたくさんの笑顔に乗せて、未来へのエールを贈りたい。
今までも、そしてこれからも、
やっぱり、「ほの国」が一番!
村で一番いい環境を子どもたちに
未来への願いがつくった
全天候型運動場
山々に囲まれたわずかな平野を、分かち合うようにして広がる富山村の集落。百段を越える石段を登りきると、村全体を見渡す眺望が広がる。迎えてくれるのは三階建ての鉄筋校舎とガラス屋根の運動場。富山村立富山小中学校である。(以下次ページ)
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